X線透視検査
X線を用いて食道や胃、腸等の消化器や骨、関節等を透視し、その様子をリアルタイムにTVモニターで観察しながら画像を撮影する検査です。上部消化管検診をはじめ、各種透視検査及び造影検査を行っています。
上部消化管造影検査の流れ
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胃を膨らませるお薬(炭酸ガスの出る粉薬)を少量の水で飲んで頂きます。「げっぷ」が出やすくなりますが、胃袋がしぼんでしまいますので「げっぷ」は検査終了までできるだけ我慢してください。
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検査中は放射線技師の指示に従ってバリウムを飲んで頂き、検査を行います。バリウムを胃の壁に良く付着させるために、検査台の上で何度も体を傾けたり回転していただきます。バリウムの付着が十分でないと、小さな病変が見えない場合がありますのでご協力ください。
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検査終了後、バリウムは便として排泄されます。排泄を促すために下剤をお渡しします。
上部消化管造影検査の注意事項
検査前日
- 夜9時以降のお食事は控えてください。
- 寝る前までは、乳製品以外の水、お茶などはお飲みになって構いません。
検査当日
- 検査終了まで食べ物、飲み物は控えてください。タバコも吸わないでください。
- 高血圧などで定期投薬のある方は、検査3時間前までに少量の水で薬を飲まれてからご来院下さい。ただし、糖尿病のお薬は飲まないでください。
- 消化管の緊張と動きを和らげるお薬を、肩に注射する場合があります。
- 以下に該当する方は検査担当者にお申し出ください。
- 妊娠の可能性のある方
- 緑内障の方
- 高血圧、心臓の病気の方
- 前立腺肥大症の方
検査終了後
- バリウムは便として排泄されます。排泄を促すために「下剤」をお渡しします。
- 「下剤」は、検査終了時に2錠、ご帰宅後就寝前に2錠お飲みください。