2024年の年末から2025年の年始にかけて、新型コロナウイルスとインフルエンザが大流行。
皆さん穏やかな年末年始を過ごすことができましたか?
今回は、風邪が流行る季節によく言われる「手洗い・うがい」のうちの「手の洗い方」についてお話ししたいと思います。
「今更この内容?」「こんなこと、知っている!」というお声も頂戴しそうな、あまりにも当たり前の内容ですが、幼稚園や保育園、親から習う「手を清潔にする方法」についてあらためてこの機会におさらいしてみましょう。
皆さんはふだん、どのように手を洗っていますか?石鹸をつけて、手をこすり合わせて、水で流して、拭く・・・流れでやっているけれど、どこをど洗っているか、あまり意識していないのではないでしょうか。
しっかり隅々まで洗えるように、手洗いの前に「爪は短く切っておく」「時計や指輪ははずしておく」ことも手を清潔にするには大切です。
正しい手洗いの方法
いかがですか?普段、自分で手を洗うときの動きは、同じように出来ているでしょうか?
ここで実践に活かすポイントを見ていきましょう。
①「流水で手の表面の汚れをよく流す」
ハンドソープを真っ先に手に出していないでしょうか?
以前は固形石けんだったので、濡らすのが当たり前でしたが、今はすでに泡が出てくるので、水で濡らさない方をよく見かけます。
皆さん髪の毛や体を洗うときは先にお湯で流しますよね!?
先に表面上の汚れを流しておくこと、これはしっかり洗うために大切な行為です。
ぜひやってみてくださいね。
⑤「指先・爪の間を念入りにこする」
手の平をこすることが手を洗うことになりがちですが、指の先は食べ物を掴んだり、それを口に運んだり・・・と直接私たちの身体にバイキンを入れてしまう可能性の高い場所になります。
でも指先や爪の部分を念入りに洗うって、なかなかしていないのではないでしょうか。凹凸のある洗いにくい部分なので、意識してしっかりこするようにしてみましょう。
⑦「親指をねじり洗いする」
親指は手を使うときに必ずといっていいほど活躍する指ですが、洗うときに意識しない指ではないでしょうか。
これからは親指の存在を忘れることなく、反対の手で包み込んでねじるように洗ってみましょう。
⑨⑩「しっかり流して、しっかり水気をとる」
手荒れは「バイキンを身体に入れ込む場所」を作ることに繋がるので、保湿をするなどのハンドケアもしていきましょう。
幼い頃から1日に何度もしている「手洗い」ですが、バッチリきれいな手にするための洗い方は、実は感染管理者の私でも完璧にできないとても難しい手技なのです。
ぜひ今回のポイントを思い出して、自分の身体をバイキンから出来る限り守っていきましょう♪