異常な暑さのこの夏!
新型コロナウィルスも新たな変異株(KP.3)の流行と今年の異常な暑さにより自律神経の乱れや免疫力の低下により患者数が増加しました。
まだまだ残暑は続きますが、発熱で新型コロナ疑いでも「熱中症」のケースもあります。
初期症状は、発熱、倦怠感・頭痛など似ているため、周りが流行っていると新型コロナと思い込んだり、どちらかわからない場合もあります。
自宅の簡易キット検査で陰性でも医療機関受診した結果、陽性の可能性がありますので
自己判断せず、症状が良くならない場合には医療機関に受診しましょう。
また、時間差で最近増加しているのが免疫性肺炎と呼ばれる肺炎です。
新型コロナ肺炎は、発症後しばらくしてから出てくることも多く典型的なパターンは、「新型コロナにかかり自宅で療養していたら、のどが痛くて水分も取れなくなったため救急搬送、肺炎だった!」というケースも多いのです。
なぜこのような「時間差」が生じるかというと、ウイルスが直接肺を傷害する「ウイルス性肺炎」のあとに、ウィルスが免疫に強く反応して炎症を起こそうとする「免疫性肺炎」を起こすためと言われています。1)
発熱やのどの痛みなどで発症することが多く、風邪かなと思っていたら新型コロナだったということはよくあるので、その際は周囲に配慮した行動を心がけましょう。
この猛暑の中でマスクをするのは現実的ではないと思いますので、場面ごとに個人でその感染対策を判断するくらいの感覚でよいと思います。
感染対策としては従来どおり、「換気」「手洗い・手指消毒」が有効です。ウイルスは手から目や鼻、口に入ることがあるので、流水や石けんによる手洗い、アルコール製剤などでの手指消毒が有効です。冷房を入れていても換気を心がけましょう。
まだまだ残暑は続きますが、体調を壊さないよう気をつけていきましょう!
1)日本呼吸器学会. COVID-19 FAQ広場.
https://www.jrs.or.jp/covid19/faq/epidemiology/20210311150805.html