病理診断科Clinical

<医療従事者対象>分子腫瘍治療講演会のご案内

下記日程にて、医師・看護師・薬剤師・検査技師等の医療従事者を対象とした『鎌ケ谷総合病院 分子腫瘍治療講演会』を開催いたしますので、是非ご参加下さい。

日時

2024年7月31日(水)

18:00~19:00

 

講師・演題

樋口 肇 先生

国際医療福祉大学 医学部 臨床腫瘍学教授

国際医療福祉大学 成田病院 腫瘍内科部長

職歴・学会
  • 慶應義塾大学卒、医学博士
  • 前国際医療福祉大学三田病院消化器化学療法部長
  • 元北里大学北里研究所病院
  • 元慶應義塾大学医学部
  • Mayo Medical School Assistant Professor of Medicine
  • 元米国Mayo Clinic 消化器病研究センターResearch Fellow
  • 日本臨床腫瘍学会指導医・がん薬物療法専門医
  • 日本消化器病学会認定指導医・消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定指導医・消化器内視鏡専門医
  • 日本肝臓学会認定肝臓専門医
  • 日本がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医
  • 日本内科学会認定総合内科専門医
  • 緩和ケア研修修了
演題

消化器領域における癌薬物治療の現状とトピックス

 

内容

近年のがん診療の発展には、がん免疫治療と遺伝子検査に基づく分子標的治療の開発が大きく寄与している。

PD-1/PD-L1抗体を代表とする免疫治療はその適応が急速に拡大され、消化器癌を含むほとんどのがん種において著しい治療成績をあげている。また、抗体薬物結合体(ADC)やTCR遺伝子改変T細胞(CAR-T)療法などの抗体薬を応用した新規治療法も開発が進み、消化器領域にも徐々に導入されつつある。分子標的治療薬の開発は、がん遺伝子パネル検査をはじめとする網羅的遺伝子解析の普及により近年一層加速しており、抗NTRK薬や抗BRAF薬のようにがん腫横断的な適応を有する薬剤も登場し、さらには、大腸癌における抗HER2薬や胆道癌における抗FGFR薬のように、網羅的遺伝子解析の結果が適応承認につながっている治療薬も増えつつある。

講演では、消化器癌診療の現状について主要なエビデンスと実際の症例を供覧し、最近のトピックスを踏まえて将来展望についても論じたい。特に千葉県北部地域で多く遭遇するがん種として、胃癌、大腸癌、胆道癌を中心とした話題を予定している。

座長・世話人

座長:張ヶ谷 健一

鎌ケ谷総合病院 病理診断科部長

千葉大学名誉教授

日本病理学会専門医

病理専門医研修指導医

世話人

鎌ケ谷総合病院 分子腫瘍治療グループ

会場

鎌ケ谷総合病院 9階 大会議室

〒273-0121千葉県鎌ケ谷市初富929-6

※お車でご参加の方は敷地内駐車場をご利用下さい。なお、入庫時に発券される駐車券を会場までお持ち下さい。

 

参加申込

本講座にご参加の方は下記専用フォームでお手続き下さい。