今回は、がん化学療法看護認定看護師が、当院での外来化学療法についてお話します。
みなさん、「抗がん剤治療」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
長く入院を継続し、ずっと点滴をしている・・・
そんなイメージが強いのではないでしょうか??
【治療の場は入院治療から外来治療へ】
ひと昔前まで、抗がん剤治療は入院をして行うケースが殆どでした。
もちろん、今現在も、使うお薬やがんの種類によって入院での治療が必須となるケースもあります。
しかし、以前よりも外来通院で抗がん剤治療をするケースが増えています。
当院でも、沢山の患者さんが、通院で抗がん剤治療を受けていらっしゃいます。
【外来で治療って・・・・?】
外来通院で抗がん剤??
本当に大丈夫なの?と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、どんな感じで治療をするのか?副作用は?と思いますよね。
それでは、当院の「外来化学療法センター」を紹介したいと思います。
ここが入口。アルコール消毒が問題ない方は、入室前にアルコール消毒をして頂きます。
一歩、中に入ると、ベッドが1台とリクライニングチェアが7台あります。
血液検査や医師の診察で、予定通り治療を行いましょう!となったら、薬剤部がお薬を準備し、
そのお薬をこの部屋で投与します。
吐き気止めやアレルギー止めを投与した後に、治療薬を投与するというケースが多いです。
使う薬や、投与にかかる時間は、患者さんの治療内容によって様々です。
【副作用対策】
初回治療の際は、スケジュールや薬、副作用についてパンフレットを用いて、薬剤師さんが分かりやすく説明してくれています。
色々一度に聞いても、忘れてしまったり、治療を継続する中で、疑問点も出てくると思います。
そんな時は、その都度聞いていただければ、看護師や薬剤師が何度でも説明致します。
治療に伴う副作用は、少なからず出てしまいます。
それらが最小限に抑えられるよう、患者さんと積極的にコミュニケーションを取りながら、症状の程度やご自宅での様子を伺っています。
どんなに小さなことでも、お話して頂ければと思っています。
何かお困りのことがありましたら、いつでもご相談下さい。
「外来化学療法センター」をご利用中でない患者様も、ぜひお声掛け下さい♪