各診療科案内

心臓血管外科

心臓血管外科から皆様へ

患者さまへ

心臓血管外科では『心臓疾患』『大動脈疾患』『末梢血管疾患』の診断と治療を行っております。人間ドックや健診で異常を指摘された方、胸の痛みや締め付け感・脈拍の乱れ・動悸などの気になる症状がある方、脚の血管がボコボコと浮き出る下肢静脈瘤でお困りの方、遠方の医療機関で受けた治療のフォローアップ先をお探しの方はお気軽にご受診下さい。

安心・安全な治療を行うために

全ての患者さまに安心・安全な治療を提供するために、千葉西総合病院(千葉県松戸市/新京成線:常盤平駅北口徒歩8分)と連携した治療を行っています。診察の結果、当院での治療が困難と判断した場合も、同院と連携して途切れることのない円滑な医療を提供致します。

鎌ケ谷総合病院 院長/心臓血管外科専門医
堀 隆樹

気になる症状がある方は遠慮なくお越し下さい
外来受診について

心臓血管外科の受診をご希望の方は、週間外来担当表やお電話:047-498-8111(代表)で最新の外来日をご確認の上でお越し下さい。

心臓血管外科から皆様へ

鎌ケ谷総合病院心臓血管外科では、外来での飲み薬やリハビリによる治療から、千葉西総合病院と協力して行う外科手術、カテーテルや小さい切開による身体への負担の小さな手術、これらを組み合わせたハイブリッド手術といった治療の選択肢の中から、個々の患者さんに最適な治療を提案しております。代表的な疾患や治療について解説しますので、参考にして頂ければ幸いです。

1.虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)

心臓に血液を送る冠動脈という血管が、動脈硬化などによって狭くなる、もしくは塞がってしまう病気を総称して虚血性心疾患といいます。代表的な症状としては心臓を栄養する血液の量が減ってしまい、胸に痛みを感じる、胸が締め付けられるような感じがする、胸が重苦しい感じがするなどが挙げられますが、特に症状が現れないうちに進行している場合もあります。
急に血管が塞がった場合には緊急の処置が必要です。手首などの細い血管からカテーテルという管や風船を冠動脈の中まで進め、狭くなった血管を治療する「心臓カテーテル」や、手術によって新しい血管をつなぐ「冠動脈バイパス術」によって治療を行います。新しい血管として、患者さん自身の血管(内胸動脈や大伏在静脈など)が用いられます。軽症であれば飲み薬による治療と生活習慣病に対する治療が有効とされています。

2.弁膜症

心臓には効率良く、力強い血流を送り出すために血液の流れを整える「弁」があります。弁膜症は、この「心臓の弁」が固くなってしまい、うまく開かずに流れが妨げられる(狭窄症)や、弁がずれてうまく閉じない(逆流症・閉鎖不全症)などの症状が現れて、心臓に過度の負担がかかってしまう病気です。初期のうちは自覚症状が出ない事が多く、進行すると歩行時の息切れ、胸の痛み、胸が締め付けられるような感じ、胸が重苦しい感じ、足のむくみといった症状が出てきます。
心臓の出口にある大動脈弁の狭窄症は重症化すると突然死の危険性が高い事が知られています。軽症の間は定期的に外来にお越し頂き、様子を見せて頂きます。進行に合わせてお薬による治療を開始し、心臓の負担が大きくなったら手術による治療を検討します。
手術には人工心肺という生命維持装置を使用して、壊れてしまった弁を修復する「弁形成術」、壊れてしまった弁を人工弁と取り換える「弁置換術」、そして人工心肺を使用せずにカテーテルで弁を体内に置く「TAVI」などの治療が可能な場合もあります。

3.大動脈瘤・大動脈解離

心臓から力強く送り出された血液は「大動脈」を通ってそれぞれの枝に流れ、全身の細胞を潤します。大動脈には圧の高い血液が勢いよく流れているのです。そんな大動脈が動脈硬化や血液が弱くなる疾患などが原因で、血液の圧に負けてしまい、膨らんでしまう病気を「大動脈瘤」、大動脈の内側が裂けてしまう病気を「大動脈解離」と言います。
これらの病気が放置されると、最終的には大動脈が破れて突然死したり、重要な臓器に血液が流れなくなって命に危険が及ぶ場合もあります。大動脈瘤は重症であっても症状が出ない事がほとんどですが、大動脈解離は背中や胸の激痛を伴って発症する場合が多いという特徴があります。動脈瘤が小さい間は飲み薬によって血圧を厳しく管理しますが、破裂の危険性が高いとされる大きさに膨らんでしまった場合は手術が必要です。
大動脈瘤や大動脈解離の手術では、弱くなった血管を、カテーテルを用いて人工血管付きステント(ステントグラフト)によって血管の内側から補強する「ステントグラフト内挿術(EVER、TEVER)」や、病気で膨らんだ血管を外科的に切り取って人工の血管に繋ぎ替える「人工血管置換術」、そしてこれらを組み合わせた「ハイブリッド手術」も行われます。それぞれに特徴があり、患者さまの病状と動脈瘤の形状に合わせた最適な治療を選択することが重要です。

4.末梢血管疾患(慢性閉塞性動脈硬化症、大腿動脈瘤など)

心臓から流れてきた血液の「最も下流」に当たるのが足の血管です。動脈硬化により、大動脈や大動脈から足につながる血管や、足の中の血管が狭くなってしまい、足に十分な血液が供給されなくなる病気を「慢性閉塞性動脈硬化症」と言います。慢性閉塞性動脈硬化症になると、歩行時に足に重いような痛みが徐々に出てきて、立ち止まってしまう「間欠性跛行」が代表的な症状です。
治療の際は、飲み薬と生活習慣病の管理、歩行を中心としたリハビリが第一です。これらの治療で症状の改善が不十分な場合は、カテーテルによって狭くなった足の血管を広げる治療や、人工血管によって狭くなった部分よりも下流に血液を送る手術で治療を目指します。
この病気をお持ちの患者様は、脳梗塞や心筋梗塞などの「命に係わる血管の病気」を起こしやすいため、外来通院で足の血管以外の病気に対する治療も併せて行う必要があります。

5.下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は足の静脈に備わる血液の逆流を防ぐための「弁」が不調をきたすことで、本来は心臓に戻るはずの血液が足の静脈内に溜まってしまい、静脈が膨張してボコボコとコブのようになる病気です。
肢静脈瘤には『伏在型』『側枝型』『網目状』『くもの巣状』の4種類があり、いずれも急激に悪化することや、生命に危険が及ぶ事はありませんが、下記のような症状が発現する事によって生活の質(QOL)が低下する事があります。ただし、下肢静脈瘤が重症化した場合は『うっ血性皮膚炎』や『潰瘍』になってしまい手術が必要になる場合もありますので、他の病気と同じく侮ることなく適切な診断と処置を行う事が大切です。
当科ではカテーテルで行う治療に伴う傷が小さい「医療用接着剤によるベナシール治療(血管内接着剤治療)」「ラジオ波(高周波)による血管内焼灼術」をはじめ、血管を引き抜く「ストリッピング手術」などの治療を患者さまの状態や生活状況に応じて行っています。
下肢静脈瘤治療の詳細は下記リンク先をご覧下さい。

6.その他の心血管疾患

これらの他にも、血管外傷や深部静脈血栓症、肺塞栓症などへの診療も行っています。気になる症状がある方は、まずは心臓血管外科を受診することをお勧めします。

医師紹介

堀 隆樹 院長/心臓血管外科専門医
no photo
認定医・専門医 医学博士
心臓血管外科専門医認定機構 日本心臓血管外科専門医
日本外科学会外科専門医・指導医
胸部ステントグラフト指導医
腹部ステントグラフト指導医
川谷 洋平 心臓血管外科医長
no photo
認定医・専門医 医学博士
日本外科学会外科専門医
心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医
日本脈管学会脈管学会専門医
ステントグラフト実施基準管理委員会腹部ステントグラフト指導医
ステントグラフト実施基準管理委員会胸部ステントグラフト指導医
下肢静脈瘤血管内焼灼術管理委員会下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
日本不整脈心電学会植込み型除細動器(ICD)/ペーシングによる心不全治療(CRT)資格医
日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医
ベナシール認定医
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